台風用語と台風情報の見方。強さ、大きさ、風速、雨量について

公開日： 2017/09/14 : 最終更新日：2017/09/16 ニュース

今年も台風18号が発生しています。
台風は、毎年のようにやってきて、大きな災害をもたらすことがあります。
台風情報が、新聞やテレビ・ラジオが一斉に台風の動きを伝えます。
台風情報に関する正しい知識が必要です。
台風について、調べてみましたので参考にして下さい。

最大風速（10分間平均）がおよそ17m/s以上のものを「台風」と呼びます。

台風の勢力について
台風の勢力はは　ヘクトパスカル（hPa）だけで決まるのではありません。
ヘクトパスカルは気圧の単位ことを言います。
日本周辺の平均気圧は１１１３ヘクトパスカルだそうです。
台風が来ると気圧が下がり、
よく台風の中心気圧は９８０ヘクトパスカルで・・・　とかニュースででます。
この数字が小さければ小さいほど気圧の差が大きく、風の勢力が強くなります。

台風は
風速（10分間平均）を基に台風の「強さ」と風が吹いている範囲の「大きさ」で表現します。

「強さ」は最大風速で表現しています。

「大きさ」は風速15m/s以上の風が吹いている範囲の半径です、

ちょっと参考に：
台風の暴風域の円の右側と左側では、左側は少し風が弱いようです。

台風情報では台風の「大きさ」と「強さ」を組み合わせて、「大型で強い台風」のように言っています。

大きさの階級は
風速15m/s以上の半径で

階級　　　　　　　　　　半径
大型（大きい）　　　　500km以上～800km未満
超大型（非常に大きい） 800km以上

強さの階級は
最大風速で

階級　　　　　　最大風速　　　　　　　　イメージ
強い　　　　33m/s以上～44m/s未満　　何かに捕まっていないと立ってられない。
非常に強い　44m/s以上～54m/s未満　　木々が倒れ始めるくらい。
猛烈な　　　　54m/s以上　　　　　　　走行中のトラックが横転するくらい。

この2つ　風速15m/s以上の風が吹いている半径と最大風速で台風を表しています。

それ以外にも

台風には雨も伴ってきます。
１時間の雨量も気にしてください。

1時間雨量 (mm) 　　予報用語　　　　イメージ
10以上～20未満　　やや強い雨　　　ザーザーと降る
20以上～30未満　　強い雨　　　　　どしゃ降り
30以上～50未満　　激しい雨　　　　バケツをひっくり返したように降る
50以上～80未満　　非常に激しい雨　滝のように降る
80以上～　　　　　猛烈な雨　　　　息苦しくなるような圧迫感がある

さらにさらに　秋雨前線とか、海岸地域では満潮時間なども気にしてください。

★昭和36年台風第18号　巨大台風　第二室戸台風はどのくらいの大きさだったか？？

室戸岬　930.4 hPa
室戸岬　最大風速66.7m/s（最大瞬間風速84.5m/s以上）
さらに高潮の影響で被害が大きかったそうです。
でも伊勢湾台風などでは犠牲者5028人　負傷者38921人に対し、
伊勢湾台風より更に大きなこの台風にもかかわらず
伊勢湾台風の教訓を生かし災害対策が進められ、
犠牲者は非常に少なくなったそうです。

近年、巨大化した台風も来そうな気配があります。
家屋の台風対策や防災用品も忘れずに準備しておくことを推奨します。

防災セット。もしもの時に女性用、シニア向け、男女兼用。自分に合ったものを選びましょう。

台風発生時は、台風情報に注意してください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。